林林と絵本

あいうえおの き

作:レオ=レオニ   

文字でいっぱいの木がありました。

それぞれの文字がお気に入りの葉っぱに

それぞれ並んで

文字はただの文字でした。

いつしか協力し合って

ことば  になり  文  になり

それはやがて意志となって とびたってゆきました。

 

 

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レオ=レオニ 「あいうえおの き」

出版社:好学社   参考価格:1,529円

春の日や庭に雀の砂あひて

作:リチャード・ルイス   絵:エズラ・ジャック・キーツ

”日本のことば”にあふれる豊かさ 柔軟さ。

時を越えて海を越えて

一冊の美しい絵本になりました。

俳句を生み出した日本の文化は誇りです。

 

 

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エズラ・ジャック・キーツ 「春の日や庭に雀の砂あひて」

出版社:偕成社   初版:1999年6月   参考価格:1,680円

いちご

作:新宮 晋   

いちごは、赤いつるをはずませて大地に生まれる。

星を見て、金の雨を浴び、光の中で赤くなる。

風に浮かんでいつか成層圏を飛び越える。

 

彫刻芸術家、新宮さんの最初の絵本です。

いちごの中に広がる無限の宇宙

不思議な感覚に捉われます。

いちごと一体化した意識は無限の彼方へ

 

 

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新宮 晋 「いちご」

出版社:文化出版局   初版:1975年5月   参考価格:1,529円

はじめのはなし

作:いのうえ ままり   

うちゅうのはじまりは「ム」でした。

「ム」のかみさまが「スー」といきをはいて うちゅうをひらいていきました。

 

日本神話の宇宙的感覚を

色と形と言霊で表現したCG絵本です。

生まれたての赤ちゃんは、宇宙と一体になっていた感覚が

より強く残っているはず。 というのは作者のことば。

生命を神秘的宇宙と考えると納得です。

敬遠しがちな日本神話にも親しみを感じます。

 

 

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いのうえ ままり 「はじめのはなし」

出版社:冨山房インターナショナル   初版:2002年10月   参考価格:1,575円

茂田井武  ”ton paris"

作:茂田井武   

3年分のパリの記憶。

茂田井武は人々の暮らしを見つめます。

彼の心を惹きつけたのは

パンを売る娘に牛乳配達の娘。

真の美しさを描きました。

 

茂田井流1930年のパリ

モダンなのにどこか懐かしい

画帳を開くと、もう街の住人です。

 

 

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茂田井武 幻の画帳 ”ton paris"

出版社:講談社   参考価格:3,360円

 
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