文字でいっぱいの木がありました。
それぞれの文字がお気に入りの葉っぱに
それぞれ並んで
文字はただの文字でした。
いつしか協力し合って
ことば になり 文 になり
それはやがて意志となって とびたってゆきました。
”日本のことば”にあふれる豊かさ 柔軟さ。
時を越えて海を越えて
一冊の美しい絵本になりました。
俳句を生み出した日本の文化は誇りです。
出版社:偕成社 初版:1999年6月 参考価格:1,680円
作:茂田井武
3年分のパリの記憶。
茂田井武は人々の暮らしを見つめます。
彼の心を惹きつけたのは
パンを売る娘に牛乳配達の娘。
真の美しさを描きました。
茂田井流1930年のパリ
モダンなのにどこか懐かしい
画帳を開くと、もう街の住人です。
出版社:講談社 参考価格:3,360円