林林と絵本

ちいさなふるいじどうしゃ

作:マリー・ホール・エッツ   

じっと待つのはとても無理

ゆっくりのんびりなんてお断り

それは ちいさなふるいじどうしゃだから。

わき目もふらず

この身がどうなっても構わない

だって、ちいさくてふるいじどうしゃだから。

 

 

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マリー・ホール・エッツ 「ちいさなふるいじどうしゃ」

出版社:冨山房   参考価格:1,260円

きつねのライネケ

作:ゲーテ   絵:小野かおる

物事を正しく判断できているか? そもそも正しいとは?

正しいという判断は、果たして正しいのか?

と出口のない迷宮です。

もともとは、12世紀後半にフランスで生まれた叙事詩。

日本では明治時代に 「狐の裁判」 というタイトルで人気を博しました。

古くから人を魅了したこの物語には 

”真実” が潜んでいるのではないでしょうか。

 

・・・・・・・・・・・そもそも真実とは?   もう、何もかもわかりません。

 

 

ゲーテ 「きつねのライネケ」

出版社:岩波書店   参考価格:672円

バンビ

作:フェーリクス・ザルテン   

森の中は刻一刻と季節が巡っています。

弱ければ死んでしまう。

知恵がなければ殺される。

野性で生きることは過酷です。 と同時に自由でもある。

自由であるためには気高いこと。

小鹿のバンビは、気高く生きることを選びました。

 

 

フェーリクス・ザルテン 「バンビ」

出版社:岩波書店   参考価格:798円

フクロウ物語

作:モーリー・バケット   絵:岩本 久則

フクロウの主な特徴 

1.賢い

2.野生的で獰猛  

3.なのに憎めないとぼけた表情

4.実は情深い

5.とにかく賢い

絵本や物語には欠かせないフクロウが、

森の長老や預言者という位置づけなのも納得できます。

ある家族とフクロウたちの、ドタバタで愛しい物語です。

野生動物との関わり方を考えさせられました。

 

 

モーリー・バケット 「フクロウ物語」

出版社:福音館書店   参考価格:735円

おばけサーカス

作:佐野洋子   

どんな大金持ちだって、そう簡単には見れませんよ。

なにしろ、真っ赤な夕焼けにやってきて

真っ青な朝には いってしまう

おばけサーカスだから。

 

虹に染まる空中ブランコ 

ネコはばら色の中で踊る。

 

いえいえ、お金はそんなにいりません。

夢のようなおばけサーカス

絵本の中で待ってます。

そろりとテントをくぐりましょう。

 

 

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佐野洋子復刻本 「おばけサーカス」

 

出版社:講談社   参考価格:1,575円

 
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