地下室に並ぶたんぽぽのお酒
夏が来るたびに瓶詰めにされる、夏の味
それは「毎年毎年」のこと
そう、「毎年」が永遠に続くと思っていた
1928年の夏までは
少年は”生きている”ことに気づき
その瞬間”永遠”はなくなり
”期限”があることを知る。
そして、12歳の夏が終わった。
たんぽぽのお酒に夏を詰め込んで
盗みをはたらく手は右手?それとも左手?
他人を施し癒したのはどちらの手?
愛情溢れたのは昨日の自分で
残酷な自分が今日の自分。
だから、決して離されないように!
神さまは右と左を同時に創られたのだから。
出版社:晶文社 参考価格:1,680円
作:シンシア・ライラント 絵:ささめやゆき
世界を創った神様が
全知全能の神様が
ビューティースクールへ行ってスパゲッティをつくり、
ローラーブレードをやってみた。
ケーブルテレビに加入して風邪などもひいてみた。
どうしてそんなことをしたのか?
本当の本当の本当のことが知りたかったから。
そして人間の”手”について本当の意味を知る
出版社:偕成社 初版:2005年7月 参考価格:1,050円