林林と絵本

たんぽぽのお酒

作:レイ・ブラッドベリ   

地下室に並ぶたんぽぽのお酒

夏が来るたびに瓶詰めにされる、夏の味

それは「毎年毎年」のこと

そう、「毎年」が永遠に続くと思っていた

1928年の夏までは

少年は”生きている”ことに気づき

その瞬間”永遠”はなくなり

”期限”があることを知る。

そして、12歳の夏が終わった。

たんぽぽのお酒に夏を詰め込んで

 

 

レイ・ブラッドベリ 「たんぽぽのお酒」

 

出版社:晶文社   参考価格:1,890円

まっぷたつの子爵

作:イタロ・カルヴィーノ   

盗みをはたらく手は右手?それとも左手?

他人を施し癒したのはどちらの手?

愛情溢れたのは昨日の自分で

残酷な自分が今日の自分。

だから、決して離されないように!

神さまは右と左を同時に創られたのだから。

 

 

イタロ・カルヴィーノ 「まっぷたつの子爵」

出版社:晶文社   参考価格:1,680円

100万羽のハト

作:つかさおさむ   

広がる広がる広がる

どこまでも広がる

1枚のたたんだ紙

から広がる  こどもの想像力イコールこどもの可能性。

短いことば小さな1冊の本

から広がる  限りなく広い世界。

それは魔法、本という魔法です。

 

 

 

DSCN1053

 

 

つかさおさむ 「100万羽のハト」

 

出版社:偕成社   初版:2011年4月   参考価格:945円

神さまが・・・

作:シンシア・ライラント   絵:ささめやゆき

世界を創った神様が

全知全能の神様が

ビューティースクールへ行ってスパゲッティをつくり、

ローラーブレードをやってみた。

ケーブルテレビに加入して風邪などもひいてみた。

どうしてそんなことをしたのか?

本当の本当の本当のことが知りたかったから。

そして人間の”手”について本当の意味を知る

 

 

DSCN1043

 

 

シンシア・ライラント  ささめやゆき 「神さまが・・・」

 

出版社:偕成社   初版:2005年7月   参考価格:1,050円

いますぐがいい

作:はたちよしこ   絵:まど・みちお

はたちさんの詩には 

むずかしいことばも おおげさなできごとも ありません。

でも、だからこそ

人間の奥の奥の深いところから生まれてくる詩であり、

心の奥の奥の深いところまでしみこんでゆくのだと思います。

単純な日々を丁寧に生きる、大切なことです。

 

 

DSCN1049

 

 

はたちよしこ 「いますぐがいい」

 

出版社:長崎出版   初版:2007年10月   参考価格:1,365円

 
イベントなし