夜。月がどこかの街かどを歩いている。
夜。星はどこかのバーに紛れ込む。
夜は月と星のものだから 手を出してはいけません。
ただし、夢を見るのは自由です。
夜はずんずん大きくなって誰かの夢になる。
ときどきは、足穂の夢になったかもしれません。
作:稲垣足穂
夜。月がどこかの街かどを歩いている。
夜。星はどこかのバーに紛れ込む。
夜は月と星のものだから 手を出してはいけません。
ただし、夢を見るのは自由です。
夜はずんずん大きくなって誰かの夢になる。
ときどきは、足穂の夢になったかもしれません。
出版社:新潮社 初版:1969年12月 参考価格:662円
作:トーベ・ヤンソン
子どもは大人に憧れる。
だから少しだけ背伸びをする。
老人の中には故郷がある。
だからずっと少年のまま、夢を見る。
正直で不器用な人間たち。
だからこそ愛しい物語がある。
トーベの優しさはさらりとして気持ちがいい。
見せつけたり押しつけたりしない。
だからこそ深い愛情を感じるのです。
出版社:筑摩書房 参考価格:924円