けんかをした。悔しくて泣いた。

目をあけると、まつげには虹色の海。

誰でも一度は経験するけんかの後味。

泣いて、意固地になって、何もかも涙で滲んで、

ああそうか、あの頃の自分はずっとそのまま

あの場所に居たんだと、

さわやかな余韻がいつまでも続きます。

 

 

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山下明生・杉浦範茂 「まつげの海のひこうせん」