キンダーブック 林林

本を開くと、文字があります。それは目で読むお話です。

でも、まぼろしのお話には目で読む文字もなければ

色鮮やかな絵もありません。

そのまぼろしのお話をさがしている子どもたちがいます。

まぼろしだと思っていたお話は、ほんとうは

とてもすばらしいお話だったのです。

ちいさな　はいいろちゃんは　しまもようの　おひげちゃん

ちいさな　はいいろちゃんは　おばかちゃん

ちいさな女の子は　お世話する

おふろに　ベッドに　ごはんに　おべんきょう

ちいさな　はいいろの　おひげちゃん

へんじは　いつも

にゃーお　にゃーお！

魅力的なものほど危険がいっぱい

おいしい話には甘い罠

好奇心旺盛なのはいいけれど、

目の前のチーズには気を付けて！

冒険に出るのはいいけれど、

必ずお家に帰ってきてね！

大好きな友達に会えないのは、寂しいなぁ

そうだ！そんなときはこちらから会いに行こう！

動物園は空っぽになったけど

マスターさんの家ではちょっとしたパーティー

もう、動物園には戻りたくないなぁ

でも・・・

マスターさんと一緒なら動物園だって楽しいかも！

”障がい児も健常児もいっしょに”という熱い思いから

「いっしょにね!!」の会がスタートしました。

地域との交流や行政への働きかけなど、

「いっしょにね!!」の25年間の活動を知ってほしい

そして、すべての人が生きやすい社会になってほしい

そんな熱い思いからこの本が生まれました。