本を開くと、文字があります。それは目で読むお話です。

でも、まぼろしのお話には目で読む文字もなければ

色鮮やかな絵もありません。

そのまぼろしのお話をさがしている子どもたちがいます。

まぼろしだと思っていたお話は、ほんとうは

とてもすばらしいお話だったのです。

 

ハイメ・ガンボア 「まぼろしのおはなし」