キンダーブック 林林

大きな大きな木にハシゴをかけて　枝から枝へ

大きな大きな木の上には

自分だけの小さな家

もしも大きな木があったら・・・

子どもの夢はそのまま大人の夢へ

もしも大きな大きな木があったら

考えるだけでわくわくします。

ポストを左へ曲がって右へ曲がってまた右へ

たばこやを左に曲がってつぎ左

空色の車が乗せたのは　山ねこのお医者さん。

だれも知らない山ねこの町へ向かいます。

”山ねこおことわり”なんてとんでもない

空色の車は　いつでもどこでも

不思議を乗せて走ります。

１羽のハトがサンフランシスコの街を

とんでとんでとんで

離ればなれになった家族を捜して

雨と霧の中ボロボロに倒れて。

でもね、優しい人たちもいるんです。

１組のハトの愛情物語と

それを見守る人たちとの愛情物語。

心が２倍あったまります。

かわいいロバのシルベスター

どうしてまほうの小石をひろったの？

かわいいかわいいシルベスター

どうして岩になんかなってしまったの！

パパとママは息子を想い

息子はパパとママを想う

家族の深い絆が奇跡を呼びます。

シルベスター一家は今日も幸せです！

逝くものはさいごの支度を整えます

残るものは心の準備を整えます

逝くものは「泣かないで」と言って、

それは残るものにとってはむずかしい約束。

穏やかに死を迎えるぶたばあちゃんと

それを必死で受け入れる孫娘。

悲しみを乗りこえた清々しさが胸を熱くします。