キンダーブック 林林

悪いおにはやっつけろ！

大砲と鉄砲でやっつけろ！

これはふつうの大人が考えること

小さな男の子ぺにろいやるは違います。

ぺにろいやるの　すてきなすてきなおにたいじ

誰も見たことのない、

最高にすてきなおにたいじです。

丘の上のりんご園はいつもにぎやかです。

鳥も人も虫たちも集まってきます。

丘の下の小さなりんごの木はひとりぼっち。

丘の上を見上げては　さみしくてさみしくて・・・

それでも春は来ます

春が来れば、ほら、もうだいじょうぶ。

王様のかんむりはなんのため？

年老いて退屈な王様と

たまごを失くして退屈な小鳥。

正しいかんむりの使い方が見えてきました。

これでこそ王様のかんむり。

王様は、年老いてこそ　

ほんものの王様になりました。

「つよくなりたいなら、ぼくが　つよくしてあげるよ」

ちいさな　あかいらいおんが　言いました。

強くなるためには　　

いち　　にっ　　さん！

まずはたいそうです。　すると・・・

犬なんかもう怖くない　　暗闇だって平気

いじっめこにも立ち向かいます。

泣いてばかりの弱虫な男の子は強い男の子になって

いつか夢を叶えるでしょう。

なんでもこわしてしまう　いたずらな男の子がいました。

クマのぬいぐるみでさえ

「おいしゃさんごっこだ！」

はさみで　おなかを　じょきじょきじょき・・・

そのまま放っておいても平気なんです。

だけど、そのクマがいなくなったら・・・

マレーク・ベロニカが初めて描いた絵本です。

いたずらな男の子は、

ほんとうは　とっても心の優しい男の子でした。