キンダーブック 林林

立ち止まってしまったら

かなしい思い出はかなしいまま。

どんなときでも　あるいて歩き続けて　空を見て地面を見て仲間を見つけて。

元気を取り戻すための処方箋です。

いろいろあるけれど、この先も歩き続ける。

ダウン症とたたかう村田さんの絵に　田島さんが物語を添えました。

色鮮やかで摩訶不思議なキャラクターたち、

ページを開くごとにハッとさせられて　村田さんの絵にぐいぐい引き寄せられます。

イタリア・ボローニア展でのグラフィック賞受賞作品です。

夏の夕暮れは特別だから

少しだけおしゃべりをやめて

夏の庭に耳を傾けて

特別のハッピーエンドが流れてきます。

海と冒険は　男の子だけのものではありません。

小さな女の子だって　立派な船長になれるんです。

マギーB　は女の子の夢を乗せてはしります

願いは、かならず届きます。

私は、ケニーに手紙をかきました。

「ケニーさん、うちにはお宅のように　夢のまどがありません。」

ケニーは返事をくれました。

「世界中のどこにだってあるさ。」

そうですね、そうかもしれません。

でもね、私はあの７つのなぞなぞが　１つもとけなかったんです。

もう１度、ケニーからの手紙。

「ねがいごとは、いきたいところへ　とちゅうまでいったのと　おんなじなんだよ。」