林林と絵本

カレル・チャペック短編集  ひとつのポケットから出た話

作:カレル・チャペック   

風刺とユーモアと切なさを織り交ぜた

ミステリ短編集です。

複雑な人間の心理が生み出すふしぎなお話

謎めいているのは出来事ではなく

人間そのものだという

カレル・チャペックの深い人間愛が

感じられます。

 

 

カレル・チャペック  「ひとつのポケットから出た話」

 

出版社:晶文社   参考価格:1,944円

レイ・ブラッドベリ短篇集 火星の笛吹き

作:レイ・ブラッドベリ   

処女作「ホラーボッケンのジレンマ」を含む

初期の作品を二十篇収録。

”SFの叙情詩人”レイブラッドベリが

SFに怪奇に幻想に

そっと哀しみを残しながら

人間模様を描きます。

 

 

レイ・ブラッドベリ  「火星の笛吹き」

出版社:筑摩書房   参考価格:1,188円

ひとり

作:谷川俊太郎   絵:三輪滋

1.ひとり好きの人

詩人のことばに ”そうそう” と共感できるでしょう。

 

2.まったくそうでない人

ひとり好きの人の気持ちが

なんとなくわかるかも。

少しくらいは参考になるはず。

一度試してみましょう。

 

 

谷川俊太郎  「ひとり」

出版社:ぱるん舎   初版:1981年12月   参考価格:1,080円

わたし

作:谷川俊太郎   絵:長 新太

やまぐちみちこ

むすめ いもうと おねえちゃん

ともだち せいと おんなのこ

にほんじん で ちきゅうじん で がいこくじん

 

これ ぜーんぶ 「わたし」 のこと

ほかの人から見た 「わたし」 のなまえ

「わたし」 と世界をつなぐ 「わたし」のなまえ

 

 

谷川俊太郎/長 新太  「わたし」

 

出版社:福音館書店   初版:1976年10月   参考価格:972円

日曜日の歌

作:長谷川集平   

家族って

肝心なことはだまっているのに

言わなくてもいいことまで言ってしまったり

家族になったとたん

ただの不器用な人間の集まりになる。

日曜日の歌は心にしみる家族の歌

 

日曜日って、家族のためにあるんだなあ。

 

 

長谷川集平  「日曜日の歌」

出版社:好学社   初版:1981年   参考価格:1,271円

 
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