狐は偉大な偽善者だった。

たった一言で仇を抹殺することも、

気まぐれに季節を狂わすことも、

ほんのあさめしまえ。

そして雪の中で恋を知ったとき、

最高の偽善者になろうとする。

 

これは、安野さんの愛についての懺悔です

 

 

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安野光雅 「きつねのざんげ」